2021 年度 Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS in 徳島 開催報告
学生や初学者エンジニアを対象とした IoT システム開発のスキルアップイベント「Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS in 徳島」が 2021 年 10 月から 11 月にかけて徳島県で開催された。
開催概要
主催 | Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS 徳島運営委員会 |
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協賛 | 四国情報通信懇談会、ケーブルテレビ徳島 |
協力 | 徳島県、徳島大学、鳴門教育大学、公益財団法人徳島経済研究所、特定非営利 NPO 法人チルドリン徳島、神山メイカースペース、スタンシステム株式会社、KDDI 株式会社、CHIRIMEN Open Hardware、Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS 中央実行委員会 |
後援 | 総務省四国総合通信局、徳島県 IoT 推進ラボ、Beyond 5G 新経営戦略センター |
ハッカソン開催日程 | 2021 年 11 月 27 日 (土) – 28 日 (日) ※ハッカソンに先立ち、Web 基礎講習会を 10 月 30 日 (土) – 31 日 (日)、IoT ハンズオン講習会を 11 月 13 日 (土)、11 月 20 日 (日) に実施。 |
会場 | 徳島大学 常三島キャンパス (一部、オンライン講義あり) |
イベントの詳細 (Connpass サイトへ移動します)
ハンズオン講習会
ハッカソン
センサーやモーターなどを Web 標準技術 (JavaScript) から制御する方法等を講習会で学習し、学んだ知識や技能を活かして「徳島を楽しくする IoT デバイス」をテーマにした IoT システムのプロトタイピング行い、ハッカソンでチームごとに作品発表を行った。
ハッカソンの作品審査は、以下 3 名の審査員により行われた。
- 木野内 敦 氏 (徳島県政策創造部 地方創生局 デジタルとくしま推進課 課長)
- 高木 悟 氏 (KDDI 株式会社 技術戦略部)
- 石田 基広 氏 (徳島大学 デザイン型 AI 教育研究センター / 社会産業理工学研究部 教授)
最優秀賞は、作品名「安全運転支援システム Zomeki SENSING」(チーム名:やっちゃえ徳島) が受賞した。
参加チームおよび作品概要
Team A やっちゃえ徳島
作品名:安全運転支援システム Zomeki SENSING 【最優秀賞受賞作品】
加速度センサーで車の運転の丁寧さをスコア化し、安全運転を支援するシステム。運転者の運転が丁寧な時は軽快な阿波踊りのぞめき (囃子) を、運転が荒くなったときはゆっくりとしたぞめきを演奏する。曲のテンポが下がることで、運転者が落ち着いて運転できる効果を期待でき、徳島の交通の安全に貢献できる。また、GPS データや運転スコアをサーバーに送信し、ビッグデータとして集計することで、危険な場所を利用者の統計から見ることができる。
Team B Motor Helmet
作品名:Motor Helmet で観光 PR
徳島の観光地を紹介しよう。そんな時、まず思い浮かぶのは祖谷のかずら橋ではないだろうか。とはいえ、他県の人からすればなんのことかわからないだろう。私達はかずら橋やラフティングなどの観光名所を有名にしたい、こんなアトラクションを放っておくなんて…という発想から、恐怖心をスコア化しアトラクションをカテゴリー化する IoT システムを作成した。ヘルメットと手袋を装着してもらい、ヘルメットには加速度センサーにより頭の揺れを観測させ、手袋には土壌湿度センサーと温度センサーにより手汗と体温の上昇を検知させる。どちらも Wi-Fi 経由で被験者の恐怖心を記録する。怖くて手汗をかいたら余計に吊り橋が揺れて怖がらせるなど、被験者が怖がっていないとき怖がらせるシステムとしても応用できる。