Web×IoT メイカーズチャレンジ 2019-20

ハンズオン講習会

ハンズオン講習会 1 日目は、IoT と電波に関する基礎知識についての座学講習 と CHIRIMEN for Raspberry Pi 3 を使って、HTML と JavaScript で記述したプログラムの書き方を学びながら、実践的なプログラミングを行った。GPIO を使い LED の制御やセンサーからの情報取得など、ブレッドボードでの配線を工夫しながら工作を行うのは、プログラミングとは違った知識や対応が必要であり、参加者も意欲的に取り組んだ。

また、休憩時間には茶話会ができる場所を設けることで、2 日目のチーム分けに向けコミュニケーションが取れるような環境を提供した。

ハンズオン講習会 2 日目に行った応用編では、LED、モーター、温度センサーを使い、設定温度を超えたら、アラートとして LED を点灯させ、モーターを回転させる仕組みを作った。午後からは、たかまつスマートシティ構想の解説と同データベースを応用した実践講習として、GPS 情報を Web 上のデータベースにアップし、画面に表示された地図上にマーカーとして位置表示させる仕組みを作り、屋外にて検証した。

その後、グループ分けとアイデアワークショップを行った。グループ分けでは、アイデアを持って参加された方もいたため、簡単なプレゼンテーションをしていただき、そのアイデアに賛同した方を中心にグループが作られた。高校生から大学生の学生グループ、高校生・大学生・社会人のグループ、社会人のみのグループなど、計 5 グループができ、アイデアを検討した。

ハッカソン

ハンズオン講習会から 4 週間の準備期間を経て、11 月 30 日 (土) - 12 月 1 日 (日) の 2 日間にわたり、情報通信交流館 e-とぴあ・かがわでハッカソンが実施された。講習会参加者のうち、20 名 5 チームが参加しての開催となった。ハッカソン開催にあたり、チームで最大 25,000 円までの作品制作のための材料費補助を受けることができるため、準備期間中に用意した材料や機材を持ち込んでのハッカソン開催となった。

ハッカソン 1 日目、事前に作り込んだ部分があるとはいえ、システムとして稼働させるには試行錯誤・追加工作など、さまざまな工夫が必要となる。各チームともかなり苦労をしている様子で開発や制作に励んでいた。

ハッカソン 2 日目、午前中は引き続き作品の最終調整を行い、午後からの審査に備えた。

今回の成果発表で作品の審査を行ったのは、特定非営利活動法人 ITC かがわ代表 中庭 正人 氏、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 四国支社 法人営業部部長 堀野 卓 氏、日本電気株式会社 四国支社長 船田 晃 氏、株式会社 STNet 経営企画室 室長 吉本 浩二 氏の 4 氏が担当された。

成果発表の前に、審査員・参加者で各チームの作品を見て回る見学時間と設け、成果発表では、作成しておいたスライドをもとに各チーム力の入ったプレゼンを行い審査員からの質疑に応答、その後、審査会を経て最優秀作品が決定された。

最優秀賞は、チーム A (SYOWA) の作品「インテリジビエで焼き肉を」が受賞。メンターのひとりが 用意した Web×IoT で動作するくす玉で受賞を祝い、2019 年度 香川での Web×IoT メイカーズチャレンジが無事終了した。

参加チームおよび作品概要

Team A SYOWA

作品名:インテリジビエで焼き肉を (最優秀賞)

イノシシなどの動物と人の生活域を位置情報によるバーチャルフェンスによって分けるとともに、食肉としての活用を容易にする仕組みを提供する IoT システム。動物が設定された生活エリアから外れた場合に、スピーカーから警告音を出し、生活エリアに戻るよう誘導する。活動状況や体形などに関する情報を収集するほか、バーチャルフェンスの範囲を変更することで、食用に好適な個体を狩猟に適した場所へ誘導し食肉の安定供給に繋げる。イノシシなどの有害獣が増え、農作物被害だけでなくけが人などの被害も増える一方、ジビエの需要に狩猟が追いつかず、捕獲しても廃棄されることが大半であるという現状を解消する策として制作された作品。

Team B ITTT

作品名: ITTT.4989.1056194

持病を持った人 (被支援者) が外出先で体調不良になった際、近くの助けてくれそうな人 (支援者) や家族に通知するシステム。被支援者を発見した方 (発見者) が被支援者の持っているタグを読み取ることで、あらかじめ登録された家族や半径 300m 以内にいる支援者に支援要請する。支援者が被支援者の元へ到着した際は、再度タグを読み取ることで到着を家族に通知する。支援の必要が無い状態になった場合は家族が支援要請を解除する。障がい者は障がい者手帳やヘルプカードを持ち歩いている。それを利用して、何かあった時に近くにいる病気に関する知識を持った方などに助けを求めたり、家族へ通知したりしてくれるシステムがあると助かるという発想から考えられた作品。

Team C OKN

作品名:お薬飲めたかな?

認知症の方に対応した内服薬の管理をする作品。服薬管理により病態の進行を防ぐことが可能なことや、介護者の内服管理負担が軽減が本作品の制作背景。1. 時間の感覚がない方に対し、内服時間になったらお知らせする、2. お知らせ後ボタンを押すと 1 回分づつ取り出せる、3. お薬を取り出した時間を記録し、管理画面から確認を行う、4. お薬を取り出したらLEDランプでお知らせすることで後から本人が確認できる、といった 4 つの機能を備えた作品。

Team D Team るんるん

作品名: IoT ゴミ箱

ゴミ箱の中のゴミの量を測り Web 上で管理できる IoT システム。ゴミ箱の蓋の内側に超音波センサーを取り付け、ゴミまでの距離を計測する。計測データは、データベース (FIWARE) を通じて Web 上で取り込み、画面に表示することで管理できる。また、2 台のゴミ箱を並べて設置し、ゴミの量で投票できるシステムを作った。サーボモーターを動かしてゴミの量の可視化もできる。ゴミ箱の見回りの負担軽減による人件費の抑制・人手不足の解消にも役立つ。さらに、投票システムで興味を持ってもらい、ポイ捨てなどの環境問題の解決にも役立ててもらいたいと思い制作した作品。

Team E e ちーむ

作品名:のるとレシピ

人生 100 年時代をおいしく健康に過ごすことを目標に、毎日の健康管理、食材リストからレシピを提案する装置は、近い未来、スーパー、家庭に 1 台必要になるのではないかとの発想から、疲れた時や健康を害した時は、体調に合った食材を手軽にとれる新たな仕組みとして、人類が永続的に健康的な生活を送れるよう、手助けができればと考え制作された作品。「のるとレシピ」に乗って約 30 秒待つだけで、健康志向情報を提供する。「あなたの身体に必要な食材リストをスマホに提供し、食材リストからレシピを提案します。」

Web×IoT メイカーズチャレンジ 2019-20 in 香川 開催概要

日程/会場 ハンズオン講習会
ハッカソン
主催 総務省四国総合通信局
Web×IoT メイカーズチャレンジ 香川運営委員会
協力 経済産業省四国経済産業局、四国経済連合会、四国情報通信懇談会、かがわ情報化推進協議会、香川マルチメディアビジネスフォーラム、みとよ AI 社会推進機構 MAiZM、香川高等専門学校、株式会社 STNet、日本電気株式会社、NPO 法人日本 Android の会 香川支部、IoT ALGYAN
後援 スマート IoT 推進フォーラム、香川県、高松市
運営事務局 情報通信交流館 e-とぴあ・かがわ

報道発表

2018 年度の開催報告

申し込み

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