Web×IoT メイカーズチャレンジ 2019-20

ハンズオン講習会

ハンズオン講習会は、2019 年 8 月 10 日 (土) - 11 日 (日)の 2 日間にわたり、茨城工業高等専門学校で開催された。高校生、大学生、社会人と 20 名の参加者が集まった。

講習会初日は、主催者を代表して総務省関東総合通信局 情報通信部 情報通信連携推進課長の望月 俊晴 氏による挨拶から始まり、最初のプログラムである IoT の基礎や電波や無線通信に関する座学講義が行われた。

講師は、レフィクシア株式会社 代表取締役で茨城工業高等専門学校 特命助教でもある 高安 基大 氏が担当。Wi-Fi や LTE 等、IoT には欠かせない通信技術やその根源となる電波の特性についての説明の他、IoT が実際に活用されている事例についても随所に動画を交えながら講義が行われた。

午後からは、株式会社ベクトル総研 技術顧問の 赤津 典生 氏が講師となりハンズオン講習がスタート。各参加者には 1 台ずつ開発環境である Raspberry Pi 3 B+ と小型のモニターやキーボード、マウスが用意された。

講習は CHIRIMEN for Raspberry Pi 3 のチュートリアルに沿って進められ、Web 技術を使用して LED を点滅させるサンプルプログラムを動かしたり、物理的なスイッチを使ってモーターを制御する方法を試したりと、チュータースタッフの手助けを借りながら、各自自分のペースで学習を進めた。応用編では、光センサーや距離センサー、加速度センサーといった様々なセンサーを試したり、複数のセンサーの組み合わせた使用などにも挑戦したりと、実践講習のプログラムまでを 1 日目に終えた。

2 日目は初めにハッカソンに向けてのチーム分けを実施した。3 ~ 5 名のチーム、5 組が編成された。続いて、ハッカソンに向けたオリエンテーションとして、ハッカソンに向けたタスクの確認、 IoT の活用事例紹介を行った。その後、ハッカソンで制作する作品のテーマ決めのヒントとなるアイデアソンを実施。アイデアソンのファシリテーターは、ハンズオン講習に引き続き、株式会社ベクトル総研 技術顧問の 赤津 典生 氏が担当。各チームアイデアを出し合い、制作物のイメージを膨らませ、午後には各チームが制作物イメージを発表し、参加者やチューターも一緒になってアイデアをブラッシュアップし、2 日目の講習が終了した。

ハッカソン

2019 年 8 月 31 日 (土) – 9 月 1 日 (日) の両日、茨城工業高等専門学校でハッカソンが開催された。18 名 5 チームが参加し、講習会で学んだ IoT の基礎知識や技能を活用した作品制作を行った。制作時間は初日と 2 日目の午前中。若者ならではのアイデアとプログラム技術を活かし、時間ギリギリまで作業に没頭した。

2 日目の午後には、4 名の審査員による審査が行われた。審査員が各チームをまわり、5 分間のプレゼン、5 分間の質疑応答が行われた。なお、審査項目は、「ソフトウェア、ハードウェアの実装力」「アイデアの独創性、ユースケースの有用性」「無線の活用度」の 3 項目であった。

審査結果は、懇親会の場で発表された。審査員特別賞は「むぎ茶」「Nameless Makers」「水工」「秘書製作所」の 4 チームが受賞した。副賞として「県内博物館・美術館の無料招待券」「茨城国体グッズ」が贈呈された。最優秀賞は、茨城工業高等専門学校生・小山工業高等専門学校生・社会人混成チーム「爆発ハンバーグ」が受賞した。審査員から「アイデアの独創性・ユースケースの有用性」について高く評価された。

参加チームおよび作品概要

Team A 水工

作品名:冷蔵庫守るクン

冷蔵庫内の食料品を管理するシステムを作成。冷蔵庫に入れる前に商品および賞味期限の写真を撮り、DB に登録しておくことで、賞味期限が近付くと LINE に通知が届く仕組み。GUI を採用することで誰もが操作しやすい設計にした。

Team B Nameless Makers

作品名:ELDERLY HOME

単身高齢者の安否確認ができる Google Home の介護版のような作品。気象情報や災害情報を取得しお知らせしてくれるほか、高齢者と会話ができる機能を付与した。高齢者が楽しめるように複数の会話パターンを用意した。

Team C 爆発ハンバーグ

作品名:CPRSS (カプラス) 【最優秀賞受賞作品】

AED 使用時に必須となる「体力勝負の心臓マッサージ」を複数人で行うためのアプリ・作品を製作した。アプリは心臓マッサージができる人に事前に登録してもらうシステム。AED の蓋を開けると近隣にいるアプリ登録者に心臓マッサージが必要な場所が通知され、直ぐに駆けつけることが可能となる。

Team D むぎ茶

作品名:ラーメンのびた

熱を検知してくれるロボットを製作した。自走ロボットが部屋の中を動きまわり、サーマルセンサーで熱源を特定し、事前に登録したデータベースから物品を選別・同定する。可視先カメラではとらえられない温度変化による見守り機能を提供することが可能になる。

Team E 秘書製作所

作品名:人工秘書 K

スケジュール管理をサポートする Web アプリケーションを作成した。タスク・場所・時間を紐付し、指定した時間にタスクをこなす場所と現在地が一致しているかを判定する。交通手段の情報も付与することで、現在地からタスク実施場所までの移動時間を計算し LINE で通知させることを目指した。

Web×IoT メイカーズチャレンジ 2019-20 in 茨城 開催概要

日程/会場 ハンズオン講習会
ハッカソン
主催 総務省関東総合通信局
Web×IoT メイカーズチャレンジ 茨城運営委員会
協力 茨城県、茨城工業高等専門学校、茨城大学、茨城県高度情報化推進協議会
後援 スマート IoT 推進フォーラム
運営事務局 株式会社常陽産業研究所

報道発表 | 告知チラシ (PDF)

2018 年度の開催報告

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