Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS

開催概要

主催 Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS 信州運営委員会
共催 塩尻市、公益財団法人長野県テクノ財団
協賛 株式会社 Goolight、株式会社テレビ松本ケーブルビジョン、rakumo 株式会社
協力 長野県、信州大学、長野工業高等専門学校、国立研究開発法人情報通信研究機構、株式会社アソビズム、株式会社ケイエスワイ、KDDI 株式会社、信州 IT バレー推進協議会、CHIRIMEN Open Hardware、Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS 中央実行委員会
後援 総務省信越総合通信局、信越情報通信懇談会、Beyond 5G 新経営戦略センター
運営事務局 一般財団法人 塩尻市振興公社
ハッカソン開催日程 2022 年 3 月 5 日 (土) – 6 日 (日)
※ハッカソンに先立ち、ハンズオン講習会を 2 月 12 日 (土) – 13 日 (日) に実施。
会場 オンライン開催

イベントの詳細 (Connpass サイトへ移動します)

講習会・ハッカソン成果発表会

センサーやモーターなどを Web 標準技術 (JavaScript) から制御する方法等を講習会で学習し、学んだ知識や技能を活かして「信州を楽しくする IoT デバイス」をテーマにした IoT システムのプロトタイピング行い、ハッカソンでチームごとに作品発表を行った。

ハッカソンの作品審査は、以下 3 名の審査員により行われた。

  • 大手 智之 氏 (株式会社アソビズム 代表取締役)
  • 丸山 康照 氏 (株式会社 Goolight 代表取締役社長)
  • 高木 悟 氏 (KDDI 株式会社 次世代運用推進本部運用システム開発部シニアエキスパート / Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS 中央実行委員会 主査)

最優秀賞は、作品名「逃げるコタツ」(チーム名:逃げるコタツ) が受賞。特別賞として、作品名「ソーラーバース」(チーム名:松本の太陽) が表彰を受けた。

参加チームおよび作品概要

Team A きびだんご

作品名:柳沢君の安全を守れ!

歩行者や自転車に交差点や T 字路で車が来ていることを知らせる装置。十字路で Raspberry Pi (カメラ) で車を検出し、MQTT サーバーに送信。それを基に M5Stack の画面表示や音、バイブレーションで車が来ていることを通知する。M5Stack は複数接続可能なため、交差点にいる多くの自転車や歩行者が端末を持つことで知らせが届き、事故の発生が減り、安全に道路を利用することができる。また、信州を楽しくするための機能として、M5Stack を使ったスタンプラリー機能を実装。構想では、Bluetooth で路上のセンサーを動かしている Raspberry Pi に M5Stack を近づけるとスタンプが表示される仕様を考えていた。

Team B 松本の太陽

作品名:ソーラーバース 【特別賞受賞作品】

太陽光パネルの積雪対策と発電効率の向上を行う IoT デバイス。ソーラー発電量を最大限に発揮する架台を制作。2 つの照度センサーを用いて太陽光が最も当たる角度を探り、発電の効率向上を行う。また、パネルへの積雪を防ぐため、天気 API より天気予報が雪だった時は、パネルの角度を動かして対策する。利用者側は、M5Stack に表示される照度センサーの値やパネル操作のコントロール画面よりパネルの状態や発電量をモニタリング、調整できる。発展としてパネル全体が影で覆われているときなど機器本体を M5Stack で操作し日向へと移動させる機能などが考えられる。

Team C 逃げるコタツ

作品名:逃げるコタツ 【最優秀賞受賞作品】

信州の寒い冬、コタツのあたりすぎで不健康になるのを防ぐ作品。コタツに入ったまま人が動きたくないなら、コタツの方を動かそうという発想から、人感センサーで人がこたつに入ったことを感知し、タイマーや時刻設定によりモーターが動作してコタツが逃げていく。逃げたコタツを壁に衝突させないために距離センサーを使用。遠隔からコタツを動かす機能も実装しているほか、ユーザー操作画面も UX やセキュリティを意識したものになっている。センサーの変更などがあった場合を想定し、データ形式の変更に対応し易い設計・実装を行っている。

Team D 信州 DAY チーム

作品名:かるがもヘルメット/スキースクール IoT システム

スキー教室に参加する生徒たちに装着してもらい、ゲレンデの中での生徒の位置や緊急事態発生をコーチやパトロールがリアルタイムに把握できるようにするシステム。 ヘルメット本体には、緊急事態の発生 (S.O.S) や急停止、転倒などの状況を近くにいる人にも知らせることができる電光表示器を備えている。また、電光表示器は緊急事態だけでなくスキーヤー同士のコミュニケーションやスキー場からのお知らせ、広告にも使える。生徒の緊急事態を多角的に把握するために距離センサーや加速度センサー、ジャイロセンサー、リードスイッチなど様々なセンサーを活用しているほか、GPS (未実装) と WebSocket 技術を使い、緊急事態が発生している生徒の位置を地図 (Google Maps / OpenStreetMap) 上に表示する。