ハッカソン表彰作品

最優秀賞

Team A

双方向型授業・プレゼン支援ツール

特別賞

Team B

お知らせだるまくんと洗濯物

特別賞

Team G

ぐんまちゃん 2.0

ハッカソンでの最優秀賞受賞チームは、2018 年 3 月 9 日に東京で開催される「スマート IoT 推進フォーラム総会」での作品展示のほか、2018 年 3 月 24 日開催の上毛新聞社主催「ぐんまプログラミングアワード 2018」のファイナルステージで作品発表を行うことができる。また、サプライズとして発表された特別賞の 2 チームには、ぐんまプログラミングアワードでの作品展示の権利が与えられた。

各参加チームと作品の紹介

Team A 生徒の味方

作品名:「双方向型授業・プレゼン支援ツール」【最優秀賞受賞作品】

授業の進行が速い・遅いといった感想を、生徒がフットスイッチを使用して先生に伝えることができるシステム。生徒の進行速度の感じ方の割合が 64 個 (8 × 8) の LED ディスプレイにリアルタイムで表現されるため、先生は直感的に生徒たちの理解度を知ることができる。

※作品ブラッシュアップに伴い、作品名を「API 実装型授業高質化」からアップデートしました。

Team B あんぱんまん

作品名:「お知らせだるまくんと洗濯物」【特別賞受賞作品】

洗濯物が乾いたことを、高崎名物のだるまが知らせてくれる IoT 作品。水分が蒸発し軽くなったことを竿の圧力センサーで検知すると、洗濯物が乾いたと判断。だるまが激しく揺れながら、「かわいた」としゃべって知らせてくれる。

Team C カーヴス

作品名:「センタクファイター vs 雨風」

群馬特有の、冬季に吹く乾燥した冷たい強風「赤城おろし」。その対策として、洗濯物を自動回収することを目標とした作品。レーダーに取り付けられた風量センサー (測距センサー) および、屋外に設置された雨センサーによって風や雨を感知し、モーターが作動して洗濯物を干した台車が室内に回収される。

Team D 前工大

作品名:「AQUA SENSOR」

熱帯魚の水槽を監視し、飼育を補助するためのシステム。温度・水位・pH センサー、そして水質を調べるための赤外線センサーを使用し、水槽の環境を把握する。熱帯魚に最適な環境でなければ警告を発する。計測したデータの解析結果は、Web ページ上にグラフを表示される。

Team E team cats

作品名:「繁盛感知!招き猫」

高崎の工芸品「招き猫」に着目した、商売繁盛を感知する IoT 作品。招き猫を設置した客席などが賑わっている (笑い声や歓声が高まる) と、その音をセンサーで感知し、招き猫が「ニャー」と鳴く。鳴いた時刻をリアルタイムにスマホに表示するアプリも同時に作成。

Team F チーム フィクサー

作品名:「見守りちょうちんクン」

子どもやペット、高齢者の様子をリアルタイムで見守り、記念・記録として画像保存することも可能な IoT 作品。ぬいぐるみのチョウチンアンコウの内部に、Web カメラ、マイク、スピーカー、サーボモーターを取り付けた Raspberry Pi を内蔵。ちょうちん部分にカメラを設置することで、自然に見えるよう工夫されている。

Team G トゲアリトゲナシトゲトゲ

作品名:「ぐんまちゃん 2.0」【特別賞受賞作品】

群馬県の PR キャラクターである「ぐんまちゃん」に、各種センサーやカメラ、マイク、スピーカーを搭載。【焼きまんじゅう奉行モード】が搭載されており、「焼きまんじゅうの焼き方、知りたいね!」という質問に「はい」と答えると、つくり方を指南してくれる。指示に従うと、まんじゅうがおいしく焼ける。

イベントの様子

はじめての JavaScript 1DAY 講習会

Web×IoT メイカーズチャレンジ 2017 in 前橋のハンズオン講習会・ハッカソンに先立ち、JavaScript 初学者を対象とした無料の予備講習が 2017 年 12 月 17 日 (日) に開催された。講師は共愛学園前橋国際大学の小柏伸夫准教授が担当し、受講者は、JavaScript の基礎知識を 1 日かけて学んだ。なお、本講習で使われた教材は、クリエイティブ・コモンズライセンス (CC BY) にて以下で公開されている。

【教材】はじめての JavaScript 1DAY 講習会資料 (CC by Nobuo Ogashiwa)

ハンズオン講習会

2018 年 1 月 20 日 (土) - 21 日 (日) の両日、Web×IoT メイカーズチャレンジ 2017 in 前橋のハンズオン講習会が前橋プラザ元気 21 にぎわいホールにて開催された。

講習会前半には、IoT や電波利用に関する基礎知識についての座学講習が行われ、NPO 法人日本 Android の会理事長の嶋是一氏が講師を担当。実機を用いたハンズオン講習会では、Raspberry Pi 3 上に構築された IoT プログラミング環境 CHIRIMEN for Raspberry Pi 3 を教材に、個別の組み込みデバイス特有の開発環境の習得なしにハードウェア (センサー・アクチュエーター等) を制御する方法について学んだ。

また講習会の 2 日目には、ハッカソンに向けたチーム分けを行い、アイデア出しワークショップを行った。アイデアワークショップは、群馬大学の吉良知文准教授がファシリテーションを担当し、参加者は群馬県や前橋市の課題をヒントに、ハッカソン作品のテーマ検討に向けての活発な議論を行った。

本ハンズオン講習会で使用した教材 (CHIRIMEN for Raspberry Pi 3) やドキュメントは、インターネット上に公開されており、リンク集は以下に掲載されている。

【教材】CHIRIMEN for Raspberry Pi 3 のチュートリアル集

ハッカソン

ハンズオン講習実施の 4 週間後、2018 年 2 月 17 日 (土) - 18 日 (日) の 2 日間にわたり、前橋問屋センター会館にてハッカソンが開催された。

ハッカソンには、ハンズオン講習会時に編成された 5 チームに、追加募集の 2 チームが新たに加わり、計 7 チーム (27 名) が参加した。各チームとも、事前のチーム内での議論に基づいて様々な材料や道具を持ち込み、CHIRIMEN for Raspberry Pi 3 および、センサーや各工作物等を用いての作品制作に臨んだ。

チームごとに 25,000 円を上限に作品の制作や開発にかかる経費を主催者が負担。無料で使える部材や工作器具が数多く提供された他、必要に応じてセンサー類などの部材を追加購入できる Aid station (部品販売コーナ-) がスイッチサイエンス社の協力により会場内に設置された。

ハッカソンは、ファシリテーション担当の前橋工科大学 松本浩樹 准教授の挨拶で開始された。どのチームも作品の作り込みに終日熱中しており、ハッカソン作業終了となる 2 日目の 14 時ぎりぎりまで、最後の動作確認や仕上げ作業を行っていた。

最終日の成果発表は、実際に制作した作品を審査員に見せながらデモンストレーションを交えて 5 分で作品説明を行うスタイルで行われ、審査員は、太陽誘電株式会社 開発研究所 機能デバイス開発部 主席研究員 石黒 隆 氏、上毛新聞社 取締役事業局長 鎌田 一郎 氏、KDDI 株式会社 技術企画本部 技術開発戦略部 マネージャー 高木 悟 氏 の 3 名が担当した。

審査の結果は、教室内での生徒と先生の新しいコミュニケーション方法を実装した チーム A の作品「 双方向型授業・プレゼン支援ツール 」(「API 実装型授業高質化」より作品名を変更) が最優秀賞を受賞。また、チーム B の「お知らせだるま君と洗濯物」とチーム G の「ぐんまちゃん 2.0」の 2 チームには、サプライズの特別賞が用意され、3 月 24 日開催のぐんまプログラミングアワード 2018 の会場で作品展示の権利が与えられた。

総務省 中溝和孝氏

審査員からすべての参加チーム作品への講評をいただいた後は、総務省 国際戦略局 通信規格課長 中溝 和孝 氏 からの挨拶と乾杯の発声で懇親会がスタート。本イベントを通じて出会った参加者同士、審査員やメンター、チューター、運営メンバーが各々懇親を深め、イベントが終了した。

表彰チーム@ぐんまプログラミングアワード 2018

ハッカソンからおよそ 1 ヶ月後となる 2018 年 3 月 24 日、上毛新聞社主催「ぐんまプログラミングアワード 2018」が群馬会館で開催された。会場内に設置された展示コーナーでは、ハッカソンの特別賞に選ばれたチーム B とチーム G がいずれも作品をさらにブラッシュアップさせ、「お知らせだるま君と洗濯物」と「ぐんまちゃん 2.0」の展示を行った。

また、ハッカソン最優秀賞を受賞したチーム A (生徒の味方) のメンバー 4 人が、アプリケーション部門のステージに登壇。ハッカソンで制作した作品についてのプレゼンテーションを行い、企業賞のひとつである Progate 賞の栄誉に輝いた。

ステージでの発表の様子
展示ブースの様子

メディア掲載情報

上毛新聞社「学生や若手技術者 IoT 知識を学ぶ — 前橋」 (2018 年 1 月 21 日の新聞記事)

群馬テレビ「IoT プログラミング技術競う — 群馬県」(2018 年 2 月 17 日のニュース番組)

上毛新聞社「IoT 技術競う — 18 日まで前橋で大会」(2018 年 2 月 18 日の新聞記事)

マイナビニュース「Web×IoT メイカーズチャレンジ 2017 in 前橋 — 最優秀賞は、API 実装型授業高質化」(2018 年 2 月 22 日の記事)

Web×IoT メイカーズチャレンジ 2017 in 前橋 開催概要

日程

ハンズオン講習会

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ハッカソン

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会場 ハンズオン講習会: 前橋プラザ元気 21 1 階にぎわいホール
ハッカソン: 前橋問屋センター会館
主催 Web×IoT メイカーズチャレンジ 2017 実行委員会 前橋運営委員会
※ 本イベントは総務省「IoT 機器等の電波利用システムの適正利用のための ICT 人材育成事業」として実施しています。
協力 共愛学園前橋国際大学群馬大学前橋工科大学上毛新聞社前橋市KDDI 株式会社CHIRIMEN Open Hardware
後援 スマート IoT 推進フォーラム
運営事務局 公益財団法人 KDDI 財団一般社団法人 WebDINO Japan
お問い合わせ先: info-webiot-maebashi@webdino.org

告知チラシ (1.8 MB PDF)